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EM64T化するMac

最初噂を耳にしたときは、Apple が PC の 64bit化の波に乗ろうという作戦か? と思ったが、Jobs がデモで Pentium4 マシンを使ったというのでコケてしまった。

だがやはり、本田雅一氏が論じる (http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0608/mobile294.htm) ように、Apple が採用する Intel Processor は、 EM64T (x64) だろう。Merom/Conroe は EM64T 対応の CPU だと言われている。

CPUを変えることで、過去のソフトウェア資産をレガシー化させてしまうので、それを憂慮する向きもある。しかし、一方でWindowsプラットフォームも、64bit化という変化が目の前に迫っている。*1 これから3〜5年をかけて、64bit化への対応に伴う変化が否が応でもやってくる。

今のところ、Intel供給のMacWindows対応64bitマシンと互換性があるかどうかが分からないので結論はでないが、互換性(デュアルブート可能)があれば勿論、低価格化のみの恩恵だとしても、Windows業界の64bit化に乗じて攻めに昂じる Switch キャンペーンの大きな一手となるのだろう。

Longhornの開発が遅れている Microsoft の対応、オープンソースのデスクトップ、そして、ブラウザがあれば下位レイヤであるOSは関係ないという状況に拍車がかかる方向性、に注目。

*1:Macプラットフォームが、PowerPC の資産を抱えるのと同様に、Windowsプラットフォームは IA-32 の資産を抱えることになる。