とぴやまのブログ(アーカイブ)

元はてなダイアリー

劇場版(新訳)機動戦士ZガンダムII 恋人たち

今日見てきた。9:50 ジョイシネマ2だが、第1部と違って人少ない… ちょっと心配。

第3部をまとめるために今回の第2部を無理矢理継ぎ接ぎで作った感じ。TV版の中盤は宇宙と地球を行き来して登場キャラも分かれてしまうので、ストーリーも元々が断続的だった物をそもそもまとめるのに無茶ありすぎだが、しかし、そこをまとめてしまうのが富野監督。


今回、エンドロールのキャストリストで、カミーユ・ビダンが先頭。主役の座を20年目にして獲得。完全にカミーユ視点、TV版と違ってシャアとアムロに対する固執がないらしく? スルーされているおかげで見せ場無し。駆け足展開を逆手にとって、あっさりしている・物分かりの良いカミーユ作りに使っている感じだ。

予想でしかないけど、3部ではカミーユは心壊さないよね。TV版では何でも背負い込んでしまって思い詰めて壊れちゃったけど、新訳ではあっさりしているし物分かり良いし。背負い込んで思い詰めるようにはならないから、壊れないだろう。何しろカミーユにはファがいるし。イデオンにもあった(?)「ヘルメットが邪魔でキスできないんだ」シーンとかで、ファとの仲は劇場版でよりはっきりと描かれるようになっている。

フォウの死に方が1stのミハルを思い出させるが、フォウの新訳での立場は1stのミハルなんだろうか。だとすればやっぱりフォウの死でカミーユはフォウに取り憑かれたりはしない。最後、心を壊さないで終わるだろう。


後半にサラが沢山登場したおかげで、サラとシロッコの印象が強くなった感じがする。シロッコはあまり出てこないけど、上手くない池脇千鶴の演技がサラの子供っぽさを強調していて結果的に良い。ヘンケンとエマ(小杉十郎太岡本麻弥 両氏)が、20年経った劇場版で魅力的なキャラクターになっているのと対照的。

エマかわいいよエマ。ヘンケン艦長頑張ってるな〜、そりゃおっさん2人で「いいな」って言うよ。この後、ブライトは会議中PCで家族の動画見ているのに繋がるけど、シャアはレコアに「サングラスを外さない」なんだなぁ。

サラに関しては、フォンブラウンの爆破の話は、TV版当時「爆破テロ」という言い方はしていなかった(と記憶している)ので、この時代に敢えてその言葉を使って、サラのキャラクタ付けをしたかったのだろうなーと思った。


ハマーン・カーン役の榊原良子さんの声に、年齢を感じたが、その老練さ?によってハマーンが、なんかすげぇキャラクタになってた。
第3部、3月かよ! 待ちきれないよ!!!