2台目の音楽プレイヤー、DP300
iPodに登録するまでもないけど、通勤・移動中の電車の中といったPCの無い環境音声データを聞きたいと思うことが増えたため、2台目の音楽プレイヤーを買うことにした。
聞く対象のデータは、Windows Mediaでストリーミング配信されているネットラジオと、MP3形式でラジオを録音出来る「トークマスターII」で録音したAM放送の番組である。そのファイルを直接ファイルコピーして、いつでもどこでも聞けるようになることが、根幹の要求である。*1
同じものを2つも必要ないと言われればその通りである。だが、ガジェットの類に関しては機能によって細分化されており、用途が変わるので、必ずしも同じものという訳ではない。
つまりこういうことである。1台目のiPod等の「専用ソフトが必要」で「大容量」なプレイヤーに対して、データを管理することに、つまりライブラリとしての価値を見いだすことによって、「専用ソフト不要」で「小容量」のプレイヤーに対して、ファイルを使い捨て感覚で、録音したデータをタギングとか編集とかは抜きに、聞き終わったら消去するという使い方に価値を見いだせないだろうか? 、と。
「Two Phones (1) - ニューヨーカーのカバンをヒントに。」 にある「Two Bags」「Two Phones」が念頭にあったので、「Two Audio-Players」もアリかなと考えたからだ。*2
話を戻して、必要な機能は次の通り
- WMA 20kbsp (22KHz/16bit/1ch) に対応
- MP3 64kbsp (11KHz/16bit/1ch) に対応
- 専用ソフト不要で、直接ファイルコピーで転送可能
- 実行中のファイル名orタイトルが確認できる画面付き
- iPod (HDD版) よりも小さく軽い
- 内蔵バッテリでUSBからの給電による充電が可能
- USBポート付き、直挿し可能でケーブル不要
上記の要求を満たすものは、唯一、SIREN DP300 のみである。(iriver T20 は既に在庫も無く製造も終了している模様)
要求1がとてもネックで、これを満たす製品のあるメーカー自体が Creative、iriver、SIREN と3社くらいに限られてしまう。ポータブルオーディオプレイヤーは百花繚乱というイメージがあったが…、ニッチ過ぎる要求なのだろうか?
DP300を使ってみての感想は、
- 省電力でライトOFFのときにキーを押すと、省電力復帰されるだけで操作を行うにはもう一回押さなければならないところ
- FMラジオ、録音機能、スピーカー内蔵、赤外線リモコン、動画・画像・テキストビューアといった付加機能があるが、正直言って不要で、機能削ってもっと小さく安くして欲しかった
- ちょっと大きい、もう少し細身がいい
- 早送り・巻戻し速度をもっと速く出来るようにして欲しい(ラジオなのでどのファイルも数十分あるため結構辛い)
- 文字サイズは小さくても良い
不満を書くときりがないが、割り切りは必要であるのでそこは目をつぶって、良いところを上げると
- 音質は悪くない
- 液晶画面も綺麗
- 何といっても、上記の要求を全て満たす
ちょっと高い買い物だったが、個人的にはアリだ。
*1:…しかし、要求1の最大の要因になっている「うたわれるものらじお」が今月で終了かよ… orz つくづく間の悪い…
*2:「Two Phones」に関しては、通話用とスマートフォン(PDA)という分け方がアリかなと思うが、今の私には1台で十分 → http://d.hatena.ne.jp/topiyama/20060831/p2